天才とは　持っている男　～カウントダウン有馬記念④～

何だか最近は　文化人の方の訃報が目立ちますね。残念です。
お悔やみ申し上げます。

では、【カウントダウン有馬記念】。

今年の有馬記念、このレースによって一つの伝説が生まれるかもしれない。
その主人公の名は、武豊
現在、前人未到の23年連続ＧⅠ勝利の大記録を持つジョッキーなのです。

海馬の世界では、ＧⅠと格付けされているレースを、１勝する事すら非常に難しい事なのです。

例えば　結婚で話題になっている
三浦皇成ジョッキーはＧⅠ勝利はありません

しかし　武豊は　２３年連続（デビュー２年目から継続）
しかも現在まで、中央(ＪＲＡ)ＧⅠ（およびＪｐｎⅠ）を65勝もしているのです

がしかし
昨年　その記録が途絶えようとしていました

３月の落馬事故により４か月もの休養を余儀なくされ
勝ちに恵まれない状況が続きました
残るＧⅠレースも後僅かという　ジャパンカップ　奇跡は起こります

圧倒的強さで　先頭でゴールをしたのは　女傑　ブエナビスタ
しかし　このレースはなんと　ブエナビスタの斜行により
２着に入線した　武豊騎乗のローズキングダム　の勝利となりました
武豊Ｊは　斜行で不利を受けながらも懸命に
自分の馬を２着に入線させた事から起きた結果でした

結局　この１勝のおかげで　記録を２３年に伸ばすことができました

そして　今年
武豊Ｊの記録は途絶えようとしていました

若い騎手　や　他の騎手の台頭とともに
ＧⅠ勝利から遠ざかってしまっていました
年内のＧⅠ競走も残り３レースとした
阪神ジュベナイルフィリーズ
このレースが　年内最後の　ＧⅠレースでの騎乗となりました

武豊Ｊ騎乗のサウンドオブハート　は　１番人気に支持されますが　結果は３着
優勝は　ブエナビスタの妹　そして　ディープインパクトの子でもある
ジョワドヴィーヴル　でした

武豊Ｊの記録は　ここで途絶えてしまった……

心のどこかで寂しいものを感じました

そんな中、先週のレースで事件は起きます。

有馬記念に騎乗予定のあった横山典弘Ｊが騎乗停止処分を受けてしまいます
その影響で、一頭の有馬記念出走予定の馬の騎手が、突然「未定」になったのです。

その馬の名前は　レッドデイヴィス（せん３）

かつて春には　後の三冠馬　オルフェーブル　を倒し　３歳最強説もある馬でした

そして　伝説の準備は　進みます
武豊Ｊのレッドデイヴィスへの騎乗が決定したのです
正直　勝つことは難しいのかもしれません
しかし
神は見放さなかったのです　天才　と言われた男を

　天才は　（運を）持っている男

それを昨年は　自らの力でもぎ取った武豊Ｊ
今年はどうなるのか

オグリキャップのラストランの感動を再び起こせるのか

ずばり　見どころです

有馬記念は　１２月２５日（日）

そんな視点で見るだけでも　楽しいと思います

12月21日　調教
オルフェーブル
栗東・坂路　51.7-37.7-24.4-12.3
レッドデイヴィス
栗東・坂路
50.7-37.4-24.9-12.6

　　　想い出の有馬記念馬
2006年　ディープインパクト（牡４）
説明不要
有終の美を飾ったデ