[自転車生活] 2018年7月2日に 「GIANT(ジャイアント) TCR SLR 2」を納車したので、インプレ(風)に備忘録

自転車生活

2019年モデルが出るのは知っていたよ…
でも、2018年モデルを購入しました。

2018年7月2日に 「GIANT(ジャイアント) TCR SLR 2」を納車したので、インプレ(風)に備忘録です。 もし、2018年モデルが安く買えそうなんだけれども、という方がいたらご参考までに。

【2018年10月29日、いい加減に書きかけの記事だったので、加筆修正しました】

6月に具体的に新車の購入を計画してから、最終的に「GIANT(ジャイアント) TCR SLR 2」を購入する事に決めました。しかし、そこで問題になったのが、2018年モデルを購入するか、2、3週間待って2019年モデルを購入するかの選択でした。例年、ツール・ド・フランスが始まる7月に新モデル=翌年モデルが発表されるので、6月であれば少し待てば2019年モデルが発表されるのは間違いないことでした。おそらく、2019年モデルのTCR SLR2であれば新型の105を搭載しているのは間違いないのでしょうが、今回は2018年モデルを購入する事にしました。どうせ、105はそのうち上のグレードに換装していくでしょうし、そもそも2019年モデルのカラーが気に入るかも分からないので。

「GIANT(ジャイアント) TCR SLR 2」ってどんなロードバイク?

Giant Webサイト(リンク先)より拝借。

Giant Webサイトより引用 ▶
カーボンTCRの重量/剛性比と振動吸収性を、極薄SLRアルミチューブで再現。「アドバンスド SL/プロ」と同じ
OD2規格のフルカーボンフォークに加え、「VARIANTシートポスト」やチューブレスレディタイヤが、アルミの剛性感と
アルミとは思えないほどの快適性を両立。上級レーサーを唸らせる、超軽量アルミレーシングバイクの頂点。

こちらは2017年モデルのインプレになりますが。

サイクリスト|バイクインプレッション2016「GIANT TCR SLR 1」 上位モデル譲りのレーシーな最新アルミロード

要するに軽いアルミフレームのロードバイクという事だと思います。カッコよく言い換えるなら≪ハイエンドアルミフレーム≫。ハイエンドのカーボンフレームには手が届きませんが、ハイエンドのアルミフレームならば無理をすれば何とか…と言うかハイエンドと言う甘美な響きが素敵ですね。ハイエンドォォォ!!まぁ、家電なんかはハイエンドモデルを買って失敗すること多いですが…デカいとか、ボタンや機能が多いとか。特にカメラなんかはグレードが高いとデカくて、妻は不満が多いそうな…

という訳で納車したので、色々と感想を。

まずは、ロードバイクにとって重要事項、重量です。 軽量モデルを謳っていますので、持ってみての感想は、流石に「軽っ!これアルミですか?」。とにかくアルミフレームとは思えない程に軽いです。カタログでは2番目に大きいMサイズで7.9kgとの事、ちょっと重量のある105装備&重めのホイールでこの重量なら大満足です!! そりゃぁグレードが高いカーボンフレームの様に軽くはありませんが、これはアルミフレームなので、最高です!!
でも、アルミ缶よりもスチール缶というイメージの感覚なんだよな。なんだろこの感覚。

今見たら、クランクの位置がイマイチですね。

2018年モデルのTCR SLR2にはマットブラックのカラーがあるのですが、実際に納車して対面するとオレンジがいい感じです。道路のセンターラインと同じような色です。目立ちます。最初はカタログに有ったブルーにしようかと思ったのですが、大きいサイズでは在庫が無くての選択でしたが、結果オーライというか最高です。目立ってナンボです、あぶん。

ちなみに2019年モデルのカラーは好きな感じではなかったので、2018年モデルで良かったと思っていますが、実際に2019年モデルを購入していたなら、反対の事を思ったでしょう、そんなもんです、自分。

個人的に艶っぽい、とりあえずチューブ。信号待ちの際に、良く触ってます。変態です、多分。

トップチューブはシートに向かって細く絞られています。折れそうな感じすらしますが、当たり前ですが折れません。TCRという自己主張もダサい感じを通り越して愛しいレベルです。実際に乗ってる自分からは見えますが、走っている横からは、なんかの差し色にしか見えません。
でも、このトップチューブ部分がこのバイクの一番のお気に入りな箇所です。なんか艶っぽいのです。うん、この感じ好き。

ジャイアントのシールってダサい気が…でも、愛車となれば愛しくなります。サイズはML。デカいのか小さいのか分からない。ちなみに来ている服はLLかXLなので。

サイズはML。Mという文字が入っていると小さく感じますが、一番大きいサイズでです。身長180cm以上ならこれでピッタリなサイズです。(そもそもジャイアントの自転車はサイズ自体が少ないので、ピッタリと言わざるを…)

気分を変えて、パーツなどを見ていきましょう。

コンポは旧105(5800系)で統一されてます。ブレーキもしっかりと105なので、直ぐに買い替えは必要にはなりません。この辺りは流石ジャイアントという感じで素敵です。まぁ、ブレーキだけは買い換えたいけれど。握力あるし大丈夫でしょ?

ブレーキのことを書きながら、写真はなぜかRDという詰めの甘さ。

50-34Tのクランク。正直、体重が重いので50では物足りません。フレームがデカいサイズには、ちょっと52でも良いのでは?

クランクはコンパクトクランク(50-34T)です。自分の場合はサイズがMLなのでクランク長は172.5㎜です。正直、脚質体重的にコンパクトでなくて良いのですが、最初からコンパクトが付いていますが「52-36T」でも良いのではないかと思います。エントリー向けのバイクではないのでしょうから、この辺りはちょっと考えていただけたならと思いました。

エアロ形状が最近のバイクっぽいでしょ?

VARIANTシートポスト』と言うジャイアント独自のシートポスト。最近流行のエアロっぽい形状をしてます。使うテールライトの種類には気を使わなくてはいけないですね。
高さの調整も出来るし、スタイリッシュでヤル気にさせてくれます。カーボン製なのでここで振動をいなしてくれてます、これでアルミフレームの弱点をカバーしてます。実際に、アルミのシートポストより振動は軽減されてます、最高。
単品では定価¥13,000
(税抜価格)、カタログ値184gです。シートポストに問題が有れば、コレを購入するしか選択はありません、無念。

四角い感じのステムです。

ジャイアント製品に囲まれて、気分はデュムラン?

続いてハンドル周りですが、ちょっとごっつい感じのするハンドル周りです。
ステムもジャイアント独自の『CONTACT OD2 STEM』=定価¥3,000 (税抜価格)。ハンドルも独自の『CONTACT DROP』=定価¥3,500(税抜価格)です。
使っていて不満もありませんし、これ凄ぇ!というのもありません。でも変なものではないし、良い言い方をするとパワー系ライダー、言い換えると重量級の自分が乗っても、しっかりと剛性はあるので満足感はあります。
この辺りは、形状の好みなどがあると思いますので、変更の余地はあるのかと思います。

『OVERDRIVE 2』というのが、最近のジャイアントの独自規格らしい。
正直、何がどう違うのかは分からないけれど、公式サイトによると

ステアリングチューブを大径化したジャイアント独自の新規格。ロード、マウンテン共に、上側に1-1/4インチ径、下側に1-1/2インチ径のヘッドセットベアリングを採用。上下異径のテーパー形状となるステアリングチューブ(コラム)を組み合わせ、重量を増やさずステアリング性能を大幅に向上。また、1-1/4インチ径コラム対応の専用ステムも、ステアリング剛性アップに寄与します。

利点 : 充分に高剛性である初代オーバードライブに対し、ねじれ剛性とステアリング剛性をさらに30%以上も高めたオーバードライブ2。ゴールスプリントやハードなコーナリングでも、迷わずに、全力でパワーをかけることができます。
ジャイアント(GIANT)公式サイトより、引用-

との事ですが、乗っていて危ないとか、フニャフニャという事はなく、しっかりと重量級(85kgオーバー)の自分でも力をかけることが出来ているので、いい感じです。安定感はあります(個人の感想)。

ジャイアントって独自規格好きね。

アルミの素材はALUXX SLRというグレードです。ジャイアント曰く≪妥協のない重量剛性比追求のため、6011Aアルミ合金のみで構成される≫という事ですが、実際に軽いけれど、柔くないと感じる踏み心地です。重くないけれど、しっかりと硬い。乗っていて前に進むという感じがする感触です。

チェーンステーにこっそりと主張する、SLRの文字。

さらに独自の『PowerCore』(=かつてないフレーム剛性を実現する、幅86mm(MTBは幅89.5mm)のオーバーサイズ・ボトムブラケット形状で、ベアリングカップをフレーム内に圧入する。-ジャイアント(GIANT)公式サイトより-)を採用。此処も違いなんて正直分からないけれども、踏んでも廻しても、剛性がないとは感じません。

いちいち入っているロゴが、一昔前のカスタムカーみたいで好きよ。

さて、金属フレーム、特にアルミフレームに乗っていると気になるのが、パイプの継ぎ目。ここが失礼なのだけれど、汚い処理だと、正直萎えますよね。
最近は、各メーカーのバイクが奇麗に処理をしていますが、我がバイクも合格点ではあります。継ぎ目が分からないという仕上げではありませんが、

スムースウェルディング(応力集中を避けるためのダブルパス溶接技術と手作業による研磨)と、スリムウェルディング(溶接材を減らすために最適化されたチューブ接合部加工)が採用される。-ジャイアント(GIANT)公式サイトより-)

との事ですので、この辺りが大量生産する商品としての限界なのかもしれませんね。充分、奇麗な部類ですよ。色が黒なので目立たないのかもしれませんが。

個人的には合格点な接合部分です。拘ればキリがありませんが…

大量に生産される商品としては、合格点でしょう?

今回のこのバイクの目玉が、実際はタイヤ&ホイールっぽいです。
アルミフレームだけれども、チューブレスタイヤ履いて振動をいなそうとするコンセプトがしっかりと伝わります。そう、チューブレスレディ仕様なんです。
ホイールは『GIANT P-R2 DBL』は単品販売しているか不明ですが、結構お身震いのホイール、でもチューブレス対応。
タイヤは『GIANT GAVIA AC 1 700x25C Tubeless Ready』(税抜4,500円)の、雨天時のグリップを重視したオールトレッド仕様のオンロードチューブレスレディタイヤ。トレーニングやロングライドに最適化された60TPIケーシングが、高い耐久性と耐パンクを発揮(するらしい)。重量は330g(25C)。
たしかにパンクする気配はないし、雨でもグリップしてますね。結構、安心感は高いタイヤっぽいです。でも、何よりもチューブレスレディ仕様なのが嬉しいです。空気圧下げられる=乗り心地がよくなりますし。

タイヤまでジャイアント…ここまで来ると凄い!!

乗ってみて、軽い!という感想のバイクでした。たしかに、登坂能力は向上したようでタイムにも反映されてます。札幌で登坂能力の目安となる「手稲山」では30分切り目前という感じになりましたし。かと言って平坦が遅いわけではなく、ジワジワ速度が上がって、そして維持しやすいフレームなのではないかと感じています。この辺りはホイールを替えれば変わりそうですが、チューブレスレディが気にっているので、替えるならばMavicなのかなと思ってます。
アルミフレームだけれど、全然レースで走れるフレームだと思います。振動も上手くいなしているので距離も乗れるし。安いカーボンフレームとなら比較しても良いと思います。高いカーボンフレームとはそもそも想定している購入層が違うと思いますのであしからずです。
距離を乗り込んだなら、また感想を記録しておきたいと思います。

 

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